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[赤ちゃんが幻想入り] [ダルメシマン] 動画リンク 一話 【形式】紙芝居 【平均再生・コメント数】5000/500 【現在の更新状況】4話までうp済 最終更新04/20 6月の中頃に再開すると言っていたのでそろそろ再開するかも? 【内容】 生まれたときから角が生えている赤ん坊が主人公。 異形のため捨てられるが無事?幻想入り。 チルノが拾って育てることになる。じ、授乳…だと…!? 【感想】 絵が普通にうまい。デフォ絵もカワイイ。ただ、考えなしに赤ん坊を主人公に したため、ちゃんと最後まで物語を進めさせることができるかが心配。 ときどき東方キャラが凹られるのでイヤな気分になる人もいるかもしれない。 でも、基本的にギャグだから大丈夫かな。すぐ治るし ネタやパロ多し。でもマンネリネタにならないようにうまく使ってると思う。 あと、うp主のキャラが立ちすぎな気がする。それがいいんだろうけど 聞いたことなかったけどこれは良作。 リアル事情で更新止まってるけど再開したら見たい
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花嫁修業も一段落 プレイヤー 花嫁修業の調子はいかがですか? エリカ むぅ……色々と手を出してみたが、わらわにはどれもしっくり来なかったのじゃ エリカ 適材適所との言葉もある、やはりわらわは、わらわが得意な事を伸ばそうと思うぞよ プレイヤー そうですね、ここではエリカさんが思うまま、自由に過ごしてほしいです エリカ わらわの得意な事か、最近では……赤ん坊に扮したおぬしの世話が得意じゃ! 紫音 お兄ちゃん……まさかそんな所まで行き着いていたなんて…… プレイヤー やっぱり来たぁ!なんで紫音は聞いて欲しく無い話題を的確に聞いてしまうんだ…… エリカ 別に恥じる事は無かろう、赤ん坊言葉のお主はとっても可愛かったぞよ? プレイヤー うわああっ、違うっ、あれは疲れ切った心を癒せるかなとほんのお試し感覚で! 紫音 そっか、お兄ちゃんそんなに疲れてたんだ……私にもお母さんになってほしい? エリカカ それは面白そうじゃの!わらわと二人であやして甘やかせてやるとしよう 次へ 一覧に戻る
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森から脱出した彼等は地面を蹴り飛ばし、マルバルク村まで疾駆する 白煙と黒煙が入り交じるその村には信頼できる仲間、オリバを残してきたはずだ 彼は人の身でありながら[異形の]自分達と張り合える実力を持つ人物 そんな人物が居ながら、村が殲滅されることなど有り得るはずが無い そう思考するルシファーは気付かなかった 自らの頭上を、黒い影が飛び去っていくことに マルバルク村に到着した彼等が見たのは、焦土だった まるで始めから何も無かったかのように、全てが焼け落ちているのだ 家も、家畜も、柵も、人も。全てが。 そんな村に唖然とするルシファーとマリアだが、彼等は村の中心に未だ存命の人影を見つける 急いで駆け付けた彼等が見たのは、焼け焦げて命尽き果てた赤ん坊を抱える、全身に傷を作ったオリバだった 「守れなかった」 彼はその一言と共に血を吐き出し、地に膝を突く その焦土に残されたのは重傷を負ったオリバ 何も知らず、何も出来なかったルシファーとマリア そして、全ての惨状を物語る、焼け落ちた赤ん坊の骸だけだった
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前ページ次ページ聖樹、ハルケギニアへ 聖樹、ハルケギニアへ―4 「・・・・ェクスデェス―――!!」 どばんと部屋のドアを開けルイズは自分の使い魔を探す。 だが目標は探すまでもなく、椅子に腰かけながら準備をしていた。 「息が切れているようだがどうかしたのか?」 「ぜぇ、だ、誰の所為だと、ぜぇ、思ってるのよ!」 「まずは落ち着くがいい」 とポットからグラスに水を注ぐとルイズに差し出す。 ルイズも椅子に腰掛けて水をゆっくりと飲み、もう一杯注いで貰うとさらにゆっくりと水を飲みほしてふぅっと息をついた。 「で、何かあったのではないのか?」 エクスデスの問いにはっと我に帰ったルイズ、まったりしている場合ではない。 グラスを持った手をドンとテーブルに振り下ろす。 「割れる」 「エクスデス!ご主人様の命令!決闘はやめなさい!」 「先に言った通りだ。やめる気は無い」 「・・・やめないならわたしの魔法で吹き飛ばすって言っても?」 すっ、と杖を見せるように取り出す。 「自分の実力を知らんわけでもあるまい。やれると思うならやればよい。 だが、それなりに覚悟は出来ているのだろうな」 微かな殺気を滲ませてルイズを見る。 エクスデスは一歩も引く気はないらしい。 脅しも効果がないことはなんとなく分かっていた、いくら爆発で止めようとしてもこいつが止まるようには思えないのだ。 杖を机に置くとルイズは頭を抱えてしまった。 どうすればエクスデスを止められるかを頭をごちゃごちゃにしながら考える、その間にもエクスデスは黙々と準備を進めているのだ。 このまま時間が止まってくれればと思いつつ必死に考えるがまるでいい案が浮かばない。 焦りが思考を妨げる。 そうこうしているうちにエクスデスはマントを身につけ杖を持つとイスから立ち上がった。 「!」 もう考えている場合じゃない。 ルイズはイスから弾かれるように立ち上がると、エクスデスに正面に立ち両手を広げた。 説得も実力行使も通じない上に時間もない、咄嗟に思いついたのがこれ、つまり通せんぼである。 「・・・・・・」 「・・・・・・」 エクスデスもルイズもお互いの顔を見たまま立ち尽くしている。 「「・・・・・・・・・」」 沈黙。 (・・・・・うぅ) ルイズはこのエクスデスとの沈黙が苦手だ。 相手に表情を伺う顔があるならまだ会話の糸口も探りようがあるが、目の前の使い魔から表情は読めない。 真っ暗な目の穴が開いているだけでさっぱり分からないのだ。 それでも声を出してくれれば分かるのだが、だんまりだともはや喜怒哀楽どれなのか、ましてや起きているのか寝ているのかも不明なのだ。 (・・・・・多分怒ってるのよね・・・) 決闘に行くと意気込んでいるのを邪魔しているのだ、大方の予想は出来る。 「ルイズ」 「!」 ずいとエクスデスが近付く。 反射的に目を瞑り次に起こりうる事態に備えた。 「お前はもしや、私が本当にギーシュを殺すつもりだと思っているのか?」 「・・・違うの?」 おそるおそる目を開けると腰に手をやりやれやれといった感じのエクスデス。 「命を奪うつもりなら決闘などするものか。食堂ですでに終わっている。 それに」 「それに?」 「初日にコルベールも交えて約束したではないか、ここで騒乱を起こす気は無いと。 もう忘れたか?」 「あ」 確かにあの時そう言っていた。 エクスデスの言葉にルイズは安堵した。が、 使い魔が自ら宣言した約束を主人が忘れていたことに情けなくなった。 そんなルイズの内心を知ってか知らずか、 「理解できたならばそれで良い。 さて、ギーシュをこれ以上待たせるのも悪かろう。ヴェストリの広場の場所を教えても らいたいのだが、案内を頼めるか?」 「分かったわ。こっちよ」 「うむ」 部屋を出ると先頭に立って広場へと歩き出し、エクスデスもそれに従う。 歩いている途中、ルイズはごく小さな声で言った。 (・・・疑って悪かったわ) 「何か言ったか?」 「何も言ってない!早く行くわよ!」 学院の西側にあるヴェストリの広場。 そこはギーシュとルイズの使い魔との決闘が行われると聞いて集まった生徒たちでごったがえしていた。 ドットクラスではあるがギーシユはメイジ、そのギーシュにあの奇妙な風体のエクスデスがどう立ち向かうかで話題は持ちきりだった。 どちらが勝つかで賭けも始まっているが、大半はギーシュである。 やはり平民にメイジを倒すことなど出来はしないというのが圧倒的な考えなのだ。 「・・・暇なのが多いみたいね」 「あまり騒々しい場所は好まんのだがな」 広場に到着した二人はギャラリーの多さにため息をつきたいところだったが、そこで知った顔に出会った。 「主役は遅れてやってくる、ってところかしらね」 「キュルケ!・・・と」 キュルケの横にいる青髪の少女、確か名前はタバサ。 良く二人で一緒にいることは知っている。 「で、二人もこのギーシュの一人暴走劇観戦?」 「あたしは彼に興味があってね。どういう風にあのギーシュと戦うのか。 タバサもそうらしいんだけど・・・ってタバサ!?」 「?・・・・!」 見ればタバサとエクスデスが一定の距離を挟んで見つめあっている。 見つめあっているといっても恋とか愛の類ではなく、すぐさま戦闘が始まりそうな緊張感に包まれているのだ。 互いに視線を放さない。 (・・・・・・・) (この娘・・・・) (・・・・・・・) 「待って、待って落ちついて!どうして二人が決闘を始めそうなのよ!」 「エクスデス!相手が違うから!」 キュルケがタバサの前にルイズがエクスデスの前に入り仲裁する。 やいやいと騒いでいる四人に待っている生徒達がなんだなんだと注目する。 「ん?・・来たぞ!」 二人の到着にギーシュを囲んでやんややんやと騒いでいた生徒の一人が声を上げた。 「随分とゆっくりとした到着だね。 てっきり逃げ出してしまったかと思ったよ」 髪の毛をさっとかき上げ余裕たっぷりでギーシュが歩み出てきた。 「では行ってくる」 「・・・加減はしてね。極力怪我もさせないで。 それを守ってくれればいいわ。後の戦い方はあんたに任せるから。 ・・・・・・・あんまり派手なこともやめて」 「可能な限りはな」 ルイズと簡単に方針を打ち合わせてエクスデスも進みギーシュの前に立つ。 「諸君!決闘だ!」 ギーシュが薔薇の造花を掲げ宣言し、歓声が巻き起こる。 「ギーシュが決闘するぞ!相手はルイズの使い魔の芸人だ!」 「気をつけろよギーシュ!どんな手品が飛び出すか分からないぞ!」 「ルイズの使い魔!玉乗りとかじゃギーシュは倒せないぞ!ははははは!」 (騒々しい事この上ないな) エクスデスはやれやれといった感じに腰に手を当てている。 「僕はメイジだ。だから魔法で戦う。よもや文句はあるまいね? 己の非を認めて降参するなら今なら認めるがどう」 「くどい」 ギーシュなりの平民に対する気遣いとしての降伏勧告だったが、エクスデスは一言で拒絶した。 「そうか。ならばもはや容赦はしない!」 ギーシュが手に持った薔薇の花を振った。 その花びらの一枚が宙を舞ったかと思うと、人と同じぐらいの身長を持つ、甲冑を身に着けた女戦士の像が現れた。 「傀儡の類か」 「僕の二つ名は「青銅」。従って、青銅のゴーレム「ワルキューレ」が相手をしよう」 ワルキューレを見るエクスデスの剣を持つ手が僅かに動く。 それを見たギーシュは先手必勝でかかることにした。 「何もやらせはしない!行け、ワルキューレ!」 青銅のゴーレムは一気にエクスデスに近寄ると、大きく振りかぶった拳をエクスデスの腹に叩きこんだ。 (・・・終わった) その瞬間その場にいた殆どの生徒が決闘の幕切れを思った。 ギーシュ自身もあっけない幕切れだと思い、エクスデスの主であるルイズに慰めの一言でも送ろうと顔を向けた。 「もう終わったよルイズ。早く君の使い魔を医務室に運んだほうがいいんじゃ・・・?」 ギーシュは違和感を感じた。 なぜならルイズは慌てる様子もなくじっと見ているからだ。 しかも自分ではなくその前方、使い魔の方を。 普段の彼女なら自分の使い魔が倒れたとならば大騒ぎをするはず・・・ 一体何事かとギーシュが思ったその時、 めきゃぐしゃばきん まるで金属がひしゃげるような音。 ギーシュがルイズの視線の先、つまりはエクスデスの方を見て声を失った。 「あ・・・・・ああ・・・・」 そこには倒れたワルキューレの一撃で倒されたルイズの使い魔の姿など無く、逆に使い魔に片手で頭部を握りつぶされているワルキューレの姿があった。 ダメージなどまるでないかのようにエクスデスはその場に立っている。 ワルキューレの頭部を掴んだまま持ち上げると、ごきんと頭と胴体が別れた。 ワルキューレはそのまま崩れ落ちるとぴくりとも動かなくなってしまった。 その有様にギーシュのみならず、生徒達が仰天する。 「ギーシュの青銅のゴーレムの頭を・・・」 「に、握りつぶした・・・」 どよめきがどんどん大きくなる。 しかし、取り乱す生徒達とは裏腹に当のエクスデスはもう動く気配のないワルキューレを見ながら脆すぎると言わんばかりだった。 「この程度で行動不可能か」 視線を上げギーシュを見やるが、ギーシュは自分の自慢のワルキューレをいとも簡単に破壊されたことに口を開けて呆然としている。 (・・・魔法は使えても戦闘経験は無いようだな。 いや、戦いは経験していたとしてもゴーレムを破壊されるような経験は無かったか?) そんなことを考えながら、まだ呆然としているギーシュに声をかける。 「呆けているのは自由だが、これで終わりならこちらも動かせてもらうぞ」 「!」 エクスデスの一言で我に帰ったギーシュは薔薇の花を力強く振る。 花びらが舞い今度は六体のワルキューレが現れた。 「流石にあれだけというわけではなかったか」 「君のことを見くびっていたようだ。 僕のワルキューレを破壊したのは見事だが、この数をどうにかできるかな?」 単体で駄目なら物量作戦に、一気に数で押しつぶす。 単純だが今の自分に出来るのはこれぐらいしかない。 ギーシュは意識をエクスデスの動きに集中させる。どんな動きをしても即座に対応できるように。 「次はこちらから行かせてもらおう」 エクスデスが持ったままであった妙な形の剣を構える。 (!斬りかかってくる!) 突っ込んでくるだろうエクスデスに警戒したが、その警戒心吹き飛ばす驚きがギーシュを突き抜けた。 なぜなら突っ込んできたのはエクスデス自身ではなく、手に持っていたその剣だったのだから。 自分の真横にいたワルキューレが胸を刺し貫かれ、破片をまき散らしながら押されるその勢いごと地面に崩れ落ちる。 「わぁああああっ!!!なんなんだぁあぁぁぁ!!」 ギーシュは自分でも今まで経験のない叫びをあげた。 その背後で別のワルキューレの首が飛んだ。 「け・・・・剣が飛んでる!しかもなんだあの動きと破壊力!」 生徒達が驚きの声をあげるが無理もない、ギーシュの周りを剣が飛びまわりワルキューレを次々と破壊しているのだ。 「み、見なさい!これがロバ・アル・カリイエの芸人の実力よ!」 部屋を出て廊下で打ち合わせた通り、ルイズはエクスデスのやることなすことは東の技だと大きな声で言い放つ。 ルイズとしても初めて見る事に内心大いに驚いていたが。 「なんなのあれ・・・・。テレキネシス・・・・・・?」 キュルケは目の前で起きている事態になんとか自分の知る限りの知識で答えを出そうとする。 だがタバサは皆が注目している飛びまわる剣ではなく、その持ち主エクスデスの動きを注視していた。 テレキネシスなら確かに剣を触れずに操ることも可能かもしれない、けれどそれには詠唱と杖が必要になる。 でもエクスデスは杖を持ってもいなければ詠唱をした様子も無く、ただ片手や時折指を動かしているだけである。 別系統の術、少なくとも自分たちメイジが知っている限りの魔法ではない。 その視線の先で最後のゴーレムが袈裟がけに切られ崩れ落ちた。 「あ・・・ああ・・・」 瞬く間にワルキューレを全滅させられ、ギーシュは尻もちをついたまま立ち上がれない。 数で攻めかかる以前に、相手は数など関係ないとばかりに力を振るい自慢の魔法は完全に打ち破られてしまった。 あと残されたものと言ったら残った一枚の花びらに変化させてある一振りの剣のみ。 しかし特別な効力もなく、エクスデスのように自在に手から離して動かすことなど出来るわけが無く、ただ持って戦う為の剣である。 青銅のゴーレムの拳を平然と受け止めあまつさえ握りつぶすような相手、接近して 捕まるようなことがあれば命の危機だ。 エクスデスの足もとに転がるひしゃげたワルキューレの頭を見てぞっとする。 「ふむ」 エクスデスは剣を手元に返し、手を拳にしたり開いたりとしている。 この世界にきて力を振るうのは初めてだ、使えないことはないと思ってはいたが制限を受ける可能性もあるのではないかとも考えていたが、その疑念はこれで晴れた。 確かな手ごたえ、これならば魔法も十分使えるだろう。 「さてギーシュよ、続きとゆこうではないか」 「ひぃっ!」 振られたギーシュとしてはたまったものではない。 「こ、降参だ!僕の負けだ!」 もはや打つ手は無かった。 「花びらはまだ残っているようだが?」 見逃してくれなかった。 「ゴーレムならば一体だけを残すとは思えんな。 一体ではどうにもならない 事というのは分かっているだろう。それは何だ」 もう隠していても仕方がない。 ギーシュは最後の花びらを舞わせ一振りの剣に変えた。 「これで本当にもうなにも無い!」 ガシャリと剣を置き改めて降参の意思をエクスデスに示す。 まだ腰が抜けていて立てないが。 「お前は負けを認めるというのだな?」 問いに頷く。 (これで終わりか・・・) ギーシュが安堵のため息を吐いた矢先。 「ではこちらの攻撃をさせてもらおう」 「え・・・・」 思いもよらず帰ってきた言葉にギーシュが絶句する。 「そ、そんな許してくれるんじゃ」 「小僧、貴様が敗北を宣言するのは勝手だが。 それを私が認めてやる必要がどこにある?自ら戦いを挑んでおいて勝手に降参して許されるとでも思っているのか? それに、」 エクスデスが剣を持ちながら歩いてくる。 「墓場に送る、つまり殺すとまでお前は言ったであろう」 ギーシュは慌てて逃げようとするが足がもつれてうまく動けない。 そうこうしているうちにエクスデスに腕を掴まれ無理やり立たされる。 「つき合ってもらおう」 「エクスデス何を――!」 (傷つけないって言ったじゃない!) 流石にただならぬ様子にルイズが駆け寄ろうとしたが、 「案ずるな」 「え?」 一言の言葉を残し、一瞬の輝きとともにエクスデスとギーシュの姿が消えた。 了 前ページ次ページ聖樹、ハルケギニアへ
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魔理沙8 うpろだ242 幻想郷に来て早数ヶ月。 こっちに来て一番最初に知り合った魔理沙の弟子(魔法使い的な意味で)になって、 そろそろ3ヶ月が過ぎようとしている。 魔理沙の修行はスパルタを通り越して無茶としか言いようがないもので、 「実践あるのみだぜ!」と、連日某紅い館に引きずられてる。 最初こそ何も出来ずボロボロになって引きずられるように魔理沙の家に帰っていたが、 最近になってようやく被弾率が下がってきて、 どうにか怪我も少なく五体満足無事に帰路につけるようになった。 ――――これは、そんなある日のこと―――― 「持ってくぜ」 「持ってかないでー」 魔理沙とパチュリーさんが毎度お決まりのやり取りをしている間、 俺はせっせと持ち帰る本を鞄やら風呂敷やら袋やらに詰め込んでいる。 (えーっと、この前持ち帰ったのがこれの上巻だったから……) 魔理沙は無秩序に本を持って帰っているように見えるが、 実は内容を関連付けて、その系統ごとにまとめて持って帰っているのだ。 どっちかと言うと、パチュリーさんの方が無秩序に本を読んでいる感がある。 「あ、そうそう、○○」 などと考えていると、本を持っていかれることを気にした風でもなく、 最早諦めた感が漂うパチュリーさんが声をかけてきた。 魔理沙は他の本を物色しに行ってるみたいだ。 「はい? 何ですか? あ、心配しなくてもこの前持って帰った本はちゃんと後日……」 「あぁ、そっちの心配はしてないわ……この前の返事を聞きたいのだけど」 この前……あぁ、アレか。 「アレはちゃんとお断りしたはずですよ?」 「心変わりしてないかしら、と思ってね…」 「おい、何の話だ?」 あ、魔理沙が戻ってきた。って、また大量に持ってきたな……。 まぁ、別に良いか。これも修行の内、ってね。 「この前来たとき、図書館の司書にならないか、って誘われたんだよ」 あれは驚いたなぁ。本を詰め込んでるときに、 いきなり「あなた、ここの司書になりなさい」 だもんなぁ…まぁ、丁重に断ったけどさ。 「……へぇ?」 …あれ? 魔理沙、何か…怒ってる? 「どういう事だ? 私は聞いてないぜ」 「え? パチュリーさんが、 『魔理沙には話を通してある、本人がその気なら別に構わない』 って言ってたんだけど……?」 「ほほう……」 怖っ!? 魔理沙、目が据わってる! 「良い度胸じゃないか、パチュリー。 人の弟子に勝手に唾つけるのはいただけないぜ?」 「あら、言ってなかったかしら……ごめんなさい、勘違いしてたわ……」 ――バチバチッ―― ひぃっ!? 火花が、二人の視線がぶつかり合って火花が!? って言うかもうすぐ夏なのに寒っ!? 「ふん、まぁいいぜ。○○には断られたんだろ? だったら素直に諦めるんだな」 「あら、人の心は移ろうものよ……明日には気が変わってもおかしくないわ……」 「埒が明かないぜ。○○、帰るぜ」 「え? あ、あぁ…」 「○○、私はいつでも歓迎するわ……」 「あー、その……さ、さようなら……」 ――少女&青年帰宅中―― 「ふぃー、重かった……」 「だらしがないぜ」 大量に持ち帰った本を適当に置いて……ふぅ、これでようやく一息つける。 「とりあえず、お茶の準備でもするか」 この前香霖堂で買った茶葉がまだあったはずだから………。 「おっと、ちょっと待った○○」 「ん?」 「話がある」 「話? 話って何の……ひっ!?」 振り向くとそこにはとても素敵な笑顔――ただし目は笑ってない――魔理沙さんがいました。 「まぁ、座れよ」 「い、いや……とりあえず、お茶を淹れたいなー、なんて……」 「座れ」 「はい…」 震える足に鞭を打ち、どうにかイスに座る。 視線は逸らせない。逸らそうとすると殺気が溢れてくる。無論、魔理沙の方から。 「で、だ。パチュリーから誘われたこと、なんで黙ってた?」 「いや、だって、パチュリーさんが魔理沙には言ってあるって……」 「な・ん・で・黙・っ・て・た」 「すんませんでしたぁっ!!」 土下座するしかなかった。それはもう、今までしてきた土下座を超える土下座を。 「……………」 あぁ、視線が痛いっ! やましい事はしてないのに何故だっ!? 「……ま、断ったからよしとしておいてやるぜ」 「よ、よかった……」 いや、元々責められる謂れは無いんだけどね? こう、うん、分かるでしょ? 「じゃ、じゃあ、とりあえずお茶の準備を……」 「ただし!」 「はいぃっ!!」 まだあるの!? 「……今後は、誰かにそういうことを言われたら真っ先に私に言うこと」 「へ?」 「分かったな!」 「あ、あぁ、うん、分かった……」 「なら、良い」 そこでようやく、魔理沙の視線が弱まった。 表情も、どこかほっとしたような……。 「…○○? どうした? 私の顔に何かついてるか?」 「ん、や、なんでもない」 …横顔に見惚れてた、なんて言えないよ…な? 「やれやれだぜ…」 お茶の準備をしてる○○を、何とはなしにぼーっと眺める。 このまったりとした時間が、私は気に入ってる。 「にしても、パチュリーのやつ……」 人の弟子を勝手に盗ろうとするなんて…。 だけどそこは私の弟子。しっかりと誘いを断るところはさすがだぜ。 ……パチュリーに直接誘われた、ってところは、思うところが無いわけではないが。 「ま、いいさ。誰が相手でも、○○を渡す気は無いしな」 独占欲…なのかもしれない。だけど、それがどうした。 私は、魔法使いだ。一度捕らえた獲物は逃がさないぜ。 「とりあえず……」 当面の問題は、どうやって○○をその気にさせるか、だな。 フラン相手に弾幕ごっこするより、よっぽど大変だぜ……。 ─────────────────────────────────────────────────────────── うpろだ248 「あ゛ー、頭がガンガンするぜ」 「だろうな」 ゴホゴホ 「う゛ー、喉もひりひりするぜ」 「そりゃあな」 ゲホゲホ 「……お前なんか冷たくないか」 「どうかな」 梅雨もいよいよ盛りのある初夏の日のこと。 霧雨魔理沙はおでこに氷嚢を乗せながらベッドの上でダウンしていた。 そしてその傍らには椅子に座って林檎の皮を剥く○○が。 一目見ただけで何が起こったのか即座に理解できるシチュエーションだった。 魔理沙は急性鼻咽頭炎――平たく言えば風邪にかかっていた。 「こういう時は、互いの額を合わせて熱を測ったりだとかな。 もっとこう、病人に対して思い遣りってものを見せてほしいぜ」 「その病人とやらはわざわざ土砂降りの中を箒で飛び回った挙句、家の中までびしょ濡れにしてそのままぶっ倒れたんだ。 その事後処理に当たる羽目になった人間の事も考えてくれ」 「何だ、小さい事を気にする奴だな」 「もう看病してやらんぞ」 「ごめんなさい」 しとしとしとしとしとしと 「○○」 「体なら拭かんぞ」 「じゃあいい」 「……マジだったのか」 しゃりしゃりしゃりしゃりしゃりしゃり 「○○」 「子守唄なら歌わんぞ」 「ごめん」 しゃりしゃ―― 普段と違う調子の魔理沙の言葉に○○の手が止まる。 傍の机にナイフと剥きかけの林檎を置いて○○は魔理沙の方へ目を向けた。 「どうした」 「別に、何も無いぜ」 「本当か?」 「嘘だぜ」 しとしとしとしとしとしと 「お前な……」 「でも」 「あ?」 「話したくない」 「……そうか」 「そうだぜ」 しとしとしとしとしとしと 再び二人の間に大地を打つ雨の音だけが静かに響く。 魔理沙は天井を見上げ、○○は窓の外を眺めていた。 「そろそろ変えるか、それ」 「ん? あー、そうだな」 魔理沙のおでこの上の氷嚢を指して○○が言った。 見れば中の氷もほぼ溶けきっていて、肌との間に挟んだタオルも随分と結露を含んでいた。 氷の入った袋とタオルを退けて、新しいタオルで額とついでに顔を軽く拭う。 そして○○は指で魔理沙の髪を分け、 「ちょっと目閉じてろ」 「え――――」 何で、と魔理沙が尋ねる前に自分の額を彼女のそれに当てた。 「……………」 「……………ふむ」 やがて○○の方から額を離す。 魔理沙はというと、明らかに風邪以外の要因で頬を緋に染めながら目を大きくしたまま口をぽかんと開けていた。 「多少は熱も下がったみたいだな。もうそれほど心配しなくてもいいだろ」 魔理沙が全く聞いていないのを知ってか知らずか、○○はそう言い残して部屋を出て行った。 因みにその後○○が新しい氷嚢を持って部屋に戻ってくるまで魔理沙は放心状態だった。 しと………しと…しと 「止んできたな」 「みたいだな」 「もうすっかり夜だな」 「そうだな。お前ももう寝たらどうだ」 「えー」 「喧しい。病人だったら早く寝ろ」 「じゃあ一緒に寝てくれ」 ぱら……ぱら………ぱら… 「寝言は寝て言え」 「じゃあ寝たぜ」 「お前は目を開けながら寝るのか」 「何だっていいじゃないか」 「良くない。大体んな事したら風邪がうつる――」 ぎゅっ 「………ね?」 「……」 「…………お願い」 「……反則だ」 「何だっていいじゃないか」 「良くない」 「大丈夫だ。もう熱も下がったって」 「……」 ――――――ぎし 「……今日だけだ」 「そうはさせないぜ」 「勘弁しろ」 「私は目標の為には努力を惜しまない主義でな」 「それは秘密なんじゃないのか」 「お前だからいいんだよ」 「……それも反則」 この後○○はちゃんと風邪を引きました。 お粗末。 ─────────────────────────────────────────────────────────── うpろだ272・273 「○○! 大変だ! ちょっとドア開けてくれ!!」 いつになく切迫した魔理沙の声が家の外から響く。 魔理沙が『大変』と言ってくるときは、大体 厄介事を抱えているときだ。 魔法を失敗して幼女の姿になってたこともあれば 魔法の副作用で猫耳が生えていたこともある。 そして、そのたびに彼女を元に戻すために俺が迷惑こうむってたのも、また事実。 一度など、元の姿に戻るための実験で妙なキノコを食べさせられたら どこぞの鬼もかくやというくらい巨大化してしまったこともあった。 正直、扉を開けたくはないけれど…… 開けなければマスタースパークで家ごと吹っ飛ばされるんだよなぁ…… 俺は仕方なしに家の扉を開けることにした。 「はいはい、なんだよ魔理沙。また魔法の実験失敗したのk――――」 パーフェクトフリーズでも喰らったかの様に俺の表情と体が凍りつく。 「○○……そ、その……」 魔理沙の姿はいつものままだった。 いつもの白黒の服に大きな黒帽子。 では何が問題なのかと言うと……それは魔理沙の抱きかかえている物体だ。 「あぅー……だぁ…」 それは、まっ白い布にくるまれた可愛らしい赤ん坊。 年は大体1歳に到達するかしないかといったところだろうか? 俺は冷静に状況を判断し、魔理沙に質問する。 「……OK、魔理沙……父親は誰だ? 俺じゃないことは確かだと思うが」 「それが、私にもわからないんだ……いや、と言うか、私の子供じゃないぞ!!」 むぅ、違うのか……いや、待てよ? 魔理沙の子供じゃない……ってことは―――― 「魔理沙……お前なんてことを……」 「え?」 「今ならまだ間に合う! その子を御両親の元に戻して、潔く閻魔に自首しろ! 俺もついて行ってやるから!!」 「だから なんでそうなるんだよ! 違うって! 森の中で拾ったんだよ!!」 「へ? あ、ああ…ごめん。てっきりマジックアイテムの材料にするために 攫ってきたものかと……」 「OK、それは私にマスタースパークでふっ飛ばしてほしいってことだな? だったら、望みどおりに――――」 魔理沙が八卦炉を取り出す。 「ごめんなさい すいません、謝るからマスタースパークは勘弁してくれお願い」 危ない危ない、少し言いすぎたか。 「ぐすっ……ふぇっ……」 「げ……まずい……」 魔理沙の怒声に 子供は怯えて泣き始めてしまった。 「ふぇぇぇーーーーーーん!」 「ああっ、またか!」 泣き出した子供に対する魔理沙の反応から 彼女が ここに来るまでさんざん苦労して赤ん坊を泣きやませたことを理解した。 「ああ、もう泣きやんでくれよ~……なあ○○、助けてくれ!」 「助けてくれと言われてもなぁ……」 自慢じゃないが、俺は子供の相手は結構 得意なほうだ。 実際に、里の人間に子供の御守を頼まれることは少なくない。 まあ、それだけ暇な人間と思われているのだが。 だから、魔理沙の抱きかかえている赤ん坊を泣きやませることは、そう難しくはない。 だが、こんな姿を見せる魔理沙は初めてなので俺はしばらく彼女を眺めておくことにした。 「ふぇーーん!」 「泣きやんでくれよ~…いい子だから……」 「ふぇぇーーーーん!」 「ほーら、べろべろ ばぁ~」 「びぇぇぇーーーーーん!」 「ああ……もう、どうすりゃいいんだよ…」 どうしていいかわからず赤ん坊を抱きかかえながら、あたふた オロオロする魔理沙。 そんな彼女のことをちょっと可愛いと思ったのは秘密だ。 「ほーら、高い高い~」 「いや、ちょっと待て魔理沙! そんな乱暴にするなって!!」 何を思ったか赤ん坊を一人キャッチボールし始めた魔理沙を止める。 ってか、お前ここに来るまでそうやって泣きやませてきたのかよ…… 「貸してみな、こうやって抱くんだよ」 しかし…… 「ふぇぇぇーーーーーーん!」 「って、全然泣きやまないじゃないか!!」 おかしい この赤ん坊マスター(自称)の俺にあやせない子供がいるなんて…… さてはこの赤ん坊、ただの赤ん坊と見せかけて新手のスペカ使い……って、あ 「……ひょっとしてオムツ交換か?」 赤ん坊を家の中に連れて入り、ベッドの上に乗せて確認する。 が違う、なら消去法で―――― 「たぶん腹減ってるんだな……魔理沙」 「なんだ?」 「無い胸出せ」 「は?」 しばし沈黙 そして直後に魔理沙の怒り&恥じらいゲージが一気にMAXまで上昇し―――― 「ファイナルスパ――――!!」 ―――― 極悪『赤子結界』!! フフフ……抱きかかえている赤ん坊を自分の盾にしてやったぜ!! 撃てるか? 魔理沙!! ま さ に 外 道 「な…お前、子供を盾に……」 うん、俺もひどいと思う。 赤ん坊も俺のあまりの非道さに、泣きわめいている。 「ぐっ…覚えてろよ……」 その後、赤ん坊はミルクを与えたら眠ってしまった。 俺はとりあえず赤ん坊をベッドに寝かせたのだが…… 赤ん坊を手放すや否や、さっきの失言と外道な行為をしっかり覚えていた魔理沙に ファイナルスパークを5発も喰らったことは、俺は生涯忘れないだろう。 マジで死ぬかと思った。 2日後―――― 赤ん坊のほうは、捨て子の可能性もあったが一応里に伝えは出しておいた。 そして、魔理沙はここ2日俺の家に足繁く通っている。 なんでも 「赤ん坊の世話でもお前に負けるつもりはないぜ!」 ……らしい。 さすが負けず嫌い。 最初は、赤ん坊のあやし方もまともにできなかった魔理沙も、人並み程度の子供のあやし方 そして、ミルクやおしめの交換くらいはできるようになった。 「ほ~ら、いい子だな~」 「あぶぅ……あぅ~」 赤ん坊はすごく心地よさげに魔理沙に抱きかかえられている。 そして俺は、そんな彼女の姿に ……なんていうか、ものすごく母親らしさを感じて、不覚にもドキドキしてしまっている。 あの魔理沙にこんな一面があったなんて。 「ま…ま……まま~……」 「ははっ、私のこと母親と思ってるみたいだな」 「魔理沙が母親か……世も末と言うかなんというか」 「まま~……だぁー……」 「あははっ、ママだぞ~……あと○○ー お前 後でファイナルスパーク10連発だぞー」 「……ごめんなさい許してお願い…ってか、そんなにこやかに言うな 余計怖いわ」 その時、赤ん坊が俺に向かって手を伸ばして 「あぅ~…ぱぱ~」 と一言。 「「………」」 えーと、魔理沙がママで、俺がパパってことは…… 魔理沙 + 俺 = 夫婦 「わ、私たち……夫婦に思われてるみたいだな…?」 「……あ、ああ…」 夫婦っていうか、両親と思われてるんだけどな…… いや、そんなことよりも……なんだこの雰囲気は。 えっと……これって一般的によく言われてる『いいむーど』ってやつっすかダンナ? 正直、互いに互いを妙に意識してしまって居たたまれないんすけど。 「すぅー……すぅー……」 しかも、赤ん坊はいつの間にか 『さあ、イチャイチャの時間だよ、ベイビー』 と言わんばかりに眠っちまったし。 ええい、このラブキューピッドさんめ! お前も魔理沙もぶっちゃけ大好きだ!! さりげなく心の中で魔理沙への想いも暴露する。 よし、ここからだ! 今までインポッシブルだったミッションを今日こそ―――― コンコン 「「!!」」 家の扉がノックされる。 ……ああ、憎しみで人を殺せたら! 「すまない、私だ。慧音だが」 よし、慧音か。 てめーは俺を怒らせた…… 貴様は魔理沙Loveな俺の魂を舐めたッ!! 絶対に許さんッ!! でも、お前を敵に回して caved は御免だ! だ、だから、別に許してあげないこともないんだからねっ! バカッ!! 一人脳内コントを繰り広げながら、俺は家の扉を開けた。 ガチャ! 「オウ、イラッシャイ。ドウシタヨ?」 「あ、ああ…えらく機嫌が悪そうだが、何かあったのか?」 「イーヤ、別ニ」 あからさまに帰れオーラを出している俺に、慧音は若干引いていた。 が、家の中にいる魔理沙の姿を確認すると。 「……なるほど、私はお邪魔虫だったようだな。すまない。」 「な、何を言いやがりますか―――― あ、一応言っておくがその赤ん坊は俺たちの子供じゃ――――」 「――――わかっている。それにしても、やはり間違いないようだな」 「え?」 「実は、魔理沙の抱きかかえている その赤子のことなのだが――――」 そして、慧音の話によると事の顛末はこうだった この赤ん坊の母親が子供を連れて森の中を歩いていたら、数匹の妖怪が出現 ⇒ このままでは確実に喰われると判断した母親は子供を隠し、自分が囮になって子供から妖怪を引き離す ⇒ その子供を魔理沙が見つけて拾い、俺のところに連れてくる ⇒ 慧音が子供の話を聞き、連れ帰りに来る (← 今ここ) ⇒ 紆余曲折あってイチャイチャする ⇒ ギシアン突入 なお、最後の二行は俺の妄想だ。 「その子の母親は、襲われた時に怪我をしてしまってな。 命に別条はなかったのだが、ここに来ることはできなかったんだ」 「なるほど、それで慧音が引き取りにきたわけだ……あれ、父親は?」 「ああ、その子の父親は母親の看病をさせている。この辺りもあまり安全ではない。 連れて来るのは危険だったのでな」 「なるほどなー」 「あぅー……」 「じゃあな……バイバイ……」 「あぶぅ~……ぅぅー……」 慧音に連れられて行く名残惜しそうに見つめ……彼女は一言、呟く。 「また、一人になっちまったな……」 「……魔理沙?」 ……どうしたんだ? いつもの彼女と雰囲気が違う。 別にあの赤ん坊と会えなくなるわけではない。 会おうと思えばいつでも会えるはずなのに…… 「お前も……私をおいて行くのかな……?」 俺に背を向けたまま、魔理沙は、寂しそうにぽつりと呟いた。 「魔理沙…どうしたんだ?」 「ひっく、えぐっ……」 「―――――!」 本当に予想外だった。 まさか泣かれるとは…… 『お前に迷惑かけるのが生きがいだぜ』と言わんばかりのあの魔理沙が? 何故……? 「嫌だ……私を、一人に…しないでくれ……」 「……」 なるほど、そういうことか…… 初めて見る彼女の心と姿。 宴会好きなのも、寂しがり屋な性格の裏返しだったのだろう。 「……本当に、ここ数日でお前の新しい面をいろいろ見れたと思うよ」 「……ぐすっ……え…?」 彼女を背後から優しく抱きしめた。 「え…? ちょ、○○!? 何を……」 「とりあえず、お前が安心するまで こうしとく……」 「………」 「あとさ、俺は、いなくならないよ……約束する」 彼女の緊張が急速に弛緩していくのを感じていた。 「……ありがとう………なあ、○○……」 「なんだ?」 「私さ……あの子のような、かわいい子供が欲しいぜ……」 「はは、焦らなくても、いずれできるよ」 「い、いや……そうじゃなくてだな……」 「?」 「その……だから……ああ、もう! わかるだろ! これ以上言わなくても!!」 ……? ――――! もしかして、もしかすると…… 「わからないな…言ってくれ」 「うう……もう、恥ずかしすぎて言えない……」 真っ赤になってしまっている顔に、黒帽子をかぶせて見られまいとする魔理沙。 その仕草が、殺人的に可愛い。 魔理沙可愛いよ、かわいいよまりさ。 もっと苛めたいよ、イジメたいよもっと。 「言え」 有無を言わせぬ口調で命令する。 「……っ、お前……サドだぞ……」 「言ってくれ」 「だから……その……私は、お前との……子供が欲しいんだ……」 感 無 量 ! ! 御馳走様でした。 本当に御馳走様でした。 さて、この上ない感無量を味わったところで真面目モードに戻るか。 「お前さ、いい母親になれると思うよ」 「え?」 「お前、自分の子供でもないのにちゃんと優しく接して世話してあげてたろ? 正直、見直したよ」 「○○……」 「いや、惚れなおした……って言ったほうがいいかな」 「惚れなおし……って、え? ええ?」 そこで一旦言葉を切って。 魔理沙の目を見つめて。 万感の想いをこめて彼女に言った。 「愛してるよ、魔理沙」 しばらくパチクリしていたが 唐突にボソッと呟く。 「……嘘だろ?」 「いいや、大マジさ」 そうして、未だ現実を信じ切れていない彼女の唇を優しく奪った。 そうまでして、ようやく彼女は俺の心が彼女のものだということを理解したようだ。 「私も……お前のことが好き…大好きだぜ……」 再び、キスを交わす。 今度は唇を啄ばむようなキスから 深く熱い口づけを交わしあっていく。 そうして しばらく、深い口づけを交わしあった後 俺は彼女をすぐ傍にあったベッドに押し倒した。 「うわぁっ! ○○…何を…!?」 「じゃあ、早速カワイイ子供をつくるとするか?」 「え? ちょ、そんな……私にだって、心の準備が……」 「……そうか、そうだよな……残念だ」 いや、実はここで終ってしまったらマジで自殺モノのショックなんだが あえて、魔理沙が拒絶しているという風に受け取ったフリをする。 なんて策士なんだ 俺。 「ち、ちょっと待てって! …だ……ダメってわけじゃないんだよ……」 「……」 「そ……そうじゃなくてだな……」 震えてる。 いつもの強気な彼女からは想像もつかない姿。 「そ…その……わ、私は……初めてだから、できれば優しく…してほしいんだ……」 ヤバい、元から抑えるつもりなどあまりなかったが これ以上、理性を抑えられそうにない。 そんな俺の心情を知ってか知らずか―――― 「お、お願いだ……」 上目づかいで、不安げな涙目で 頬を紅く染めて、僅かに身体を震わせている魔理沙。 これに耐えられる男がいるだろうか!? いいや! いはしまい! そして、俺は魔理沙の (省略されました 詳しい描写は省きますがこの後、魔理沙は○○がおいしくいただきました。) ───────────────────────────────────────────────────────────
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(すいーとぴー)【Sweet P】 角の生えた大きな赤ん坊。ツリートランク・ブタさん夫婦の養子。 ※注意※作品内容に関するネタバレ記述あり フルネームは“スイート・ピッグ・トランクス”。体躯は大柄だが、かつての姿からは想像できない、赤ん坊らしい可愛さを持つ。 シタデルにおけるリッチとフィンの戦いの際、フィンの投げつけたシタデルの番人の血の再生作用によってリッチの肉体が再生し、この姿に“転生”(#79-B)。かつての記憶は、“怖い夢”を見せる意識下に辛うじて残っている。 初めて通うことになった学校で、キャンディピープルの子供の意地悪な行為を受けていたところを、ウーの王様・トロントに目撃された。「バカにされないためのダンスを教えよう」との口車に乗せられて腹芸を習得したが、のちに芸が彼らの汚い金儲けに利用されたことに気付いた。王様たちに口封じされそうになった際、燃えるたいまつの炎がきっかけでリッチの能力が発現、王様たちを恐怖の幻覚に陥れた。(#87-B) タグ:キャラクター
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登録日:2016/10/21 Fri 22 55 06 更新日:2024/02/09 Fri 15 57 44NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 Gからの警告 THEゴジラCOMIC まるで意味がわからんぞ! アンソロジー ゴジラ ゴジラシリーズ 堀辺正史 漫画 町山智浩 短編 赤ちゃん 赤ん坊 超展開 転生 霊界 風忍 骨法 1990年に宝島コミックスより刊行された、東宝公認のコミックアンソロジー『THEゴジラCOMIC』収録の短編漫画。 著者は、『地上最強の男 竜』などで一部界隈から絶大な人気を誇る「風忍」。 本作が掲載された『THEゴジラCOMIC』は、1989年の『ゴジラVSビオランテ』公開に合わせて発表された書籍で、 宝島社に当時所属していた町山智浩氏が企画を立案、90年前後当時のサブカル漫画界でブイブイ言わせていた作家陣をより集め、 「ゴジラ」を題材に好き勝手に漫画を描かせたと評して大体間違っていない作品。 風忍を筆頭に、かの実相寺昭雄、麻宮騎亜、安永航一郎、伊藤伸平、破李拳竜、一峰大二、石川賢……etc、 兎にも角にも作風のアクが強すぎる面子が文字通り好き放題やった結果、政治思想アリ、バイオレンスアリ、不条理アリ、パロディアリと、 結果的にアンソロジーにも拘らず徹底的にトリビュートする気ゼロな漫画揃いとまで読者に評された、ある意味とんでもない一冊。 そして、そんな濃い面子揃いの作品の中でも、とりわけ突出して独自の世界観を描き切った結果、 ほぼ完全に他作品をバラゴンの如く「食う」ことになってしまったのが、本項で紹介する風忍の「Gからの警告」である。 内容は、一言で表せば「骨法使いとゴジラが戦った末に、ゴジラが人間の赤ん坊に転生、最終的に舞台が霊界に飛躍する」といった感じ。 この時点で相当アレだが、紛うことなき文面通りの内容が僅か16ページの中にギッシリと詰め込まれている。 完全にゴジラではなく風忍の作風が優ってしまっており、格闘技に輪廻転生、霊界と、 『地上最強の男 竜』でも見られたそれと共通するテーマがこれでもかという衝撃的なコマ割りの中に充填されたそれは、 ゴジラファンには眩暈を引っ提げてしまうかもしれないが、ある意味必読の内容。 ちなみに風忍氏の骨法に対する造詣は、1988年に刊行された著作『ケンカ必殺拳・骨法』(こう出版)に嫌になるほど凝縮されているので、 もし本作に興味を持って購入する気が湧いたのならば、『ケンカ必殺拳~』も一緒に併せて読めば、風忍の世界観をより堪能できる……かも。 ちなみにアンソロジーを企画した町山氏の公式ブログ『映画評論家町山智浩アメリカ日記』では、2005年5月1日の記事で本作に触れており、 「石川賢版『ウルトラマンタロウ』や桜多吾作版『マジンガーシリーズ』のように、 シド・ヴィシャスがシナトラの『マイ・ウェイ』を歌ったみたいなゴジラをダシに作者が好き勝手やりたい放題やった一冊を作りたかった」 という旨のコメントをしている。そして評判が微妙だった事も素直に認めている。 同記事では他にも、このコミックアンソロジーに纏わるアレコレを町田氏が語っているので、興味がある方は一読お勧め。 登場人物 ゴジラ 言わずと知れた怪獣王。人類のあらゆる科学兵器すらも通じない怪物で、市街地を闊歩し蹂躙していたが、 人々を守る為に命を賭した高山の放った骨法の秘伝を受け、相打ちとなり苦しみの中で数日後に死亡した。 だがその後、衝撃的すぎるなどと言い表せないレベルでの復活を遂げることに。 漫画終盤では、ゴジラの正体に纏わる更に輪をかけて衝撃的な真実が明かされる。 高山 明子 本作の実質的な主人公にして語り部。骨法使いの夫・高山を持ち、彼女もまた骨法の心得を持っている。 ゴジラに単身挑み、散った夫の事を悼みつつ、彼との間に産まれた子供・健太郎を育てていたが…… 高山 下の名前は不明。明子の夫である骨法使いで、喧嘩芸骨法創始師範・堀辺正史の弟子。 ゴジラに単身生身で挑み、骨法技「塾瓜打の秘法」でゴジラの生体エネルギーを司る「クラ」を破壊、 自身も叩き殺されながらも、正真正銘ゴジラを完全に討ち倒すという、ある意味芹沢博士レベルのとんでもない偉業を果たした。 漫画終盤にも意外な形で姿を見せる。 高山 健太郎 明子と高山の息子。高山がゴジラに挑んだ時点で明子の腹に宿っており、父親の死後暫くして産まれた模様。 病気一つせず健やかに成長していたが、その正体は…… 『Gからの警告』内容(※ネタバレ注意!) ―――突如として市街地に出現し、破壊と殺戮の限りを尽くす大怪獣「ゴジラ」。 最新の科学兵器すら通用しない怪物に人々は恐慌状態に陥り、自衛隊も混乱し避難民に構わずゴジラを攻撃する状況に。 そんな世紀末染みた様相の中、一人の男性・高山が怪物を討つべく、止めようとする身重の妻・明子を振り払ってゴジラへと単身駆け出して行った。 高山曰く、ゴジラも生き物である以上、人間その他動物同様に生体エネルギーを調節するポイント…… 骨法で言うところの「クラ」が存在するはず、それを打ちさえすれば怪物を滅ぼすことが叶うという。 この次のページより、2ページにわたってゴジラに立ち向かう高山の唯一の武器、「喧嘩芸骨法」についてやたらマニアックな解説が入る。 文字通り「武器はもたない骨法だ!」なノリで骨法の最強ぶりが水を得た魚のように語られるため、以下全文掲載。 最新の科学兵器でさえ、あの怪物を止めることができないのに、男は素手で…武術で立ち向かっていった! それは骨法武術!あらゆる武道がスポーツ格闘技となってしまった現在、骨法だけがこの世に残された唯一の実戦格闘技なのだ! 骨法とは奈良時代に大伴古麻呂(おおとものこまろ)が創成したもので、兵士に取り囲まれた古麻呂が 鎧を着ている上から掌を触れただけで相手を即死させ、その背骨は砕かれていたという…… それが骨法「徹(とお)し」だ! その骨法が一子相伝で今日まで伝えられ幻の秘技である「徹し」を現代に蘇らせた男が、喧嘩芸骨法創始師範・堀辺正史(ほりべまさし)だ! プロレスファンならすでにおなじみの新日本プロレスの獣神ライガー、UWFの船木誠勝選手が骨法を習っているのは有名である。 堀辺師範の弟子である高山が宙に舞った! ルール無用のケンカ必殺拳、これが骨法・塾瓜打(ほぞうち)の秘法だ! ……激しい波動と波動のぶつかり合いが、空気を地を天を揺すぶり、勝負は決した。 高山はゴジラに弾き飛ばされ致命傷を追いながらも、ゴジラの「クラ」を打ち誅殺……個人で相打ちに持ち込んだのであった。 そして時は流れ……歪むゴジラの顔が、幼い赤ん坊の泣き顔が重なり場面が転換する。 高山がゴジラを道連れに命を落としてから時が経ち、明子は立派な赤ん坊……健太郎を出産していた。 健太郎を連れ、今は亡き夫の墓参りに訪れた明子だったが、突如として健やかにしていた筈の健太郎の顔付きが 天使のような赤ん坊の表情から、悪鬼の如く邪悪なそれと変わりる。 それと同時に高山の墓石が突然倒れ、その衝撃で跳ね飛ばされた小石が健太郎の額を傷つけた。 傷から血を僅かに流しながらも、健太郎は凶悪な表情のまま立ち上がり、明子に自身の正体を明かした。 「しゃれたマネを!どうやらお前の夫は、おれの正体を見破ったようだな。墓石を動かして、お前にあの世から必死に訴えかけようとしやがって!」 「誰……誰なの!?あなたは私の子じゃないわ………それとも私の頭が変になってしまったのかしら」 「(ニヤッ)お前の子供だよ。だが、お前の腹のなかにいたときまでさ。だがこの世に生まれ出る前にそいつの魂をどけたのだ。そしておれの魂はこいつの体をのっとってやったんだ!」 「信じられない顔をしているがこれは事実だ!俺は生前お前の夫に殺された!」 (ビクッ) 「あの時、あいつに変な技をしかけられたために、おれは数日後に苦しみながら死んだ。この怒りは死んでもおさまらなかった。そのためお前ら親子にも復讐するためやってきた」 「人間として生まれ変わった!おれの前世は……ゴジラだ!」 高山の技で体の内側をメチャメチャにされ、数日間死の苦しみを味わって落命したゴジラの憎悪は相当のものであった。 それ故、ゴジラは高山の妻・明子に復讐を果たすため、生まれ出る前の高山の遺児・健太郎の魂を殺し、自身が肉体に収まってしまったのだ。 ……そう、全ては今は亡き高山に復讐するために。 「おまえらに同じ苦しみを味あわせ殺してやる!そうだおれも同じ技を習得してやるぞ!それまでお前はおれを育てるのだ」 「やがて少年時代、青年時代とますますお前の夫の顔になり、お前がこの世で一番愛した男…その男の顔をしたものによって同じ技で殺されていくのだ!(ケタケタケタ)」 健太郎……否、今は亡き息子の身体を奪ったゴジラに対し、泣き叫びながらも怒りを見せる明子に対し、 「殺せはしまい!心は違うものでも、お前が生んだかわいい子供には違いないのだからな」とゴジラは狡猾に笑う。 小石を投擲し、更には大きな岩を小さな体で抱きかかえて殴りかかるというとても前世がゴジラとは思えない攻撃で明子を攻撃、 先ほどの発言は何処へ行ったのやら彼女を岩で撲殺しようと飛びかかったゴジラ。 が、その身体は意を決した明子の放った骨法の技、掌(しょう)の一撃を受け、断末魔の絶叫と共に遥か天高くまで消えていった…… 気が付くと、明子の意識は現世を離れ、霊界へと移っていた。 そこに居たのは、彼女の愛した今は亡き夫、そしてゴジラに殺された健太郎であった。二人とも喧嘩芸骨法の道着を身に着けている。 神秘的な情景の中、涙ながらに親子3人の再開を果たした高山家。 霊界で自由に年齢を選び、青年の姿になった健太郎は、父から骨法を学び、誰よりも愛する母を守るために 今後明子の守護霊として彼女を守り抜く道を選んだのであった。息子に勇気づけられ、明子も朗らかな顔を見せる。 そして、高山と健太郎は、霊界の空に浮かぶ一つの風景を見せる。 空中に浮かんでいたもの、それは……腐敗し、南極から汚汁を垂れ流す地球の姿であった。 高山曰く、これは彼の力をもってしてもこれ以上止めることは出来ず、地球の人々の怒りのパワーがそれを後押ししているという。 明子は理解した。あの忌まわしきゴジラの正体……それは、現界に送られた霊界からの警告に他ならなかったのだと。 「そう…確かに怒りや破壊に未来はない……」 「それでもゴジラが現界に現れなくても、今の地球は今でも……」 「あの偉大な霊能者、出口王仁三郎(でぐちおにさぶろう)(*1)が言ってたわ。霊界で起きたことは必ず現界でも起こるって……」 「でも救いの道はどこかにあるはずよ……」 「そう……きっと、どこかに……」 追記・修正は、前世がゴジラだったと胸を張って言える方がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 何だよこれ…(褒め言葉。 -- 名無しさん (2016-10-21 23 36 27) たまげた -- 名無しさん (2016-10-22 00 17 41) えーっと、その、…何これ? -- 名無しさん (2016-10-22 01 54 20) まるで意味がわからんぞ! -- 名無しさん (2016-10-22 02 43 18) 出口王仁三郎って誰? -- 名無しさん (2016-10-22 05 52 20) ↑「大本」って宗教団体の教主だった人らしい。Wikipediaに項目あった -- 名無しさん (2016-10-22 06 07 10) 赤ん坊のカミングアウトのインパクトがスゴイんだ、是非お探しあれ -- 名無しさん (2016-10-22 06 09 45) ゴジラであれこれ言ってくる奴にお勧めな本 -- 名無しさん (2016-10-22 06 38 25) 出口王仁三郎なんて宗教か合気道に詳しい人しか知らないだろ -- 名無しさん (2016-10-22 09 00 33) 出口王仁三郎を「優れた霊能力者」と見るか、「カルト宗教の親元」と見るかは人それぞれ -- 名無しさん (2016-10-22 09 25 03) theゴジラcomicの表紙の「こんなゴジラが見たかった」…こんなゴジラだったら多分売れてない -- 名無しさん (2016-10-22 11 36 13) 一応それなりに環境問題やらなんやら平成VSっぽい要素はあるんだな あるだけだけど -- 名無しさん (2016-10-22 11 47 39) ゴルゴ13のサブタイトルにありそう -- 名無しさん (2016-10-22 14 56 03) つまり、ゴジラはガイアの怒りが具現化したものだったということ・・・? -- 名無しさん (2016-10-22 22 55 29) GMKゴジラに近い存在なんだな(錯乱 -- 名無しさん (2016-10-23 11 42 12) 未来人が実はX星人でビオランテが宇宙でキングギドラ型に進化する漫画とかも確か同じ本に載ってたな -- 名無しさん (2016-10-23 12 35 51) ↑それが掲載されてるのはこっちじゃなく、続刊として出た『ゴジラCOMICの逆襲』の方。 -- 名無しさん (2016-10-23 13 26 09) 風忍先生の漫画は大体こんな調子です。全体的に -- 名無しさん (2017-01-25 23 00 29) ↑×3しかもそれ描いたのは後にミレゴジのデザインなどをされる西川伸司先生っていうねw -- 名無しさん (2017-04-06 03 42 26) 尾形と恵美子の息子の科学者とその幼い娘がゴジラを追いかけるミレゴジみたいな話もあったし、ミレニアムシリーズって「こんなゴジラが見たかった」を実際に映像化したシリーズだったんだね…そして「こんなゴジラだったら多分売れてない」を証明しちゃったんだ… -- 名無しさん (2017-05-13 08 58 12) ↑一つ良いことを教えてやろう。ゴジラは「全部」こんなゴジラが見たかったを形にしたモノだ -- 名無しさん (2017-05-13 12 17 20) ↑上から目線は歴史を変えてミレニアムシリーズをシンゴジ並みに大ヒットさせる奇跡を起こしてからお願いします -- 名無しさん (2017-05-13 12 39 43) ↑なんだこいつ -- 名無しさん (2017-05-13 16 09 38) ↑×2他のシリーズはシンゴジ以上なのか...(呆れ) -- 名無しさん (2017-08-18 01 30 20) ↑×2 第5形態が骨法を教えろと押しかけてくるのか...... -- 名無しさん (2017-08-18 06 51 44) 味あわせ ←これ原文ママ? -- 名無しさん (2017-11-29 20 48 37) 骨法パネぇ -- 名無しさん (2017-12-14 13 08 31) アニゴジもシンゴジも骨法で余裕だな。 ハルオの対ゴジラ戦術不要や。 -- 名無しさん (2017-12-24 22 49 49) なんだかんだでこの作品に出てくるゴジラが知力ではナンバーワンなんじゃねえ -- 名無しさん (2018-10-10 00 38 06) まぁ天下の怪獣王が徒手空拳の人間に殺されたとかそら死んでも死に切れんわな -- 名無しさん (2018-10-10 00 56 12) ↑アニゴジとシンゴジの※をしている人、まさかアニゴジがファンタジーに行き着いたとは思うまい。 -- 名無しさん (2018-12-22 00 07 41) 同掲載された怪獣戦士も気になる -- 名無しさん (2020-10-07 18 17 23) ロック様やステイサムやケインコスギが怪獣に生身で挑む前(1991年)から先駆けていたとは(違う) -- 名無しさん (2022-06-21 18 33 32) 町山さんご意見が偏ってるだけでこういうことには先見性というか、目の付け所が違うというか、とにかく発想はいい感じな人だよなぁ。成功したわけじゃないが。 -- 名無しさん (2022-07-13 23 48 15) 弟子クラスでこれだけ強いなら師匠であるこの世界の堀辺氏はどれだけ強いんだ -- 名無しさん (2023-09-17 08 46 00) 名前 コメント
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自室で、その腕に赤ん坊を抱いている男と向かい合い、ルイズは胸を張った。 出来るだけ自分の大きく見せようと、無駄な努力だが。 召喚してすぐ怒鳴られ、その声に当てられて迂闊にも動けなくなってしまったのだから。 けれど不思議と男に対する反感は少なかった。 ワケもわからず怒鳴った男だというのに、平民で使い魔だというのに。 男は自分の名を『岸辺 露伴』と名乗った。 そして抱いている赤ん坊の名は『静・ジョースター』と言うらしい。 露伴の歳は20、職業は作家を生業としている。 静は実の子ではなく、知人の子供を一時的に借り受けてた状態らしい。 そのため、その静だけでも先に返さなければならない、返す方法を優先的に探して欲しい。 露伴はそうルイズに告げた。 「要するにあのキスでぼくは君の使い魔になったというわけか」 「……そうよ」 「そしてこの左手が使い魔のルーンと言うことか」 「そうよ」 「なるほど……。それはわかった。ではこちらの話を聞いて貰えるおうか」 「……まぁ、良いけど、何よ」 尊大気味な露伴の口調にルイズは逡巡したが、そのまま促した。 「コレ、見えるかい」 そう言って露伴は右手を出す。 「コレ………って………右手がどうかしたの?」 見えていない、その事実を確認すると露伴は己のスタンド『ヘブンズ・ドアー』を引っ込める。 『魔法』という概念がどう言ったモノなのか不明瞭だったが、スタンドはスタンド使いでないと見えないというルールがある以上、ルイズがスタンド使いでないことは明確だ。 最も、魔法が使えないルイズを魔法使いと呼んで良い物かどうかは露伴には判断付かなかったが、自分でそう思っているならば、追究することでもない。 下手に訊いてなぜルイズが魔法を使えないのか、その事実を知っている理由を問われた場合も説明が面倒になる。 黙して語らず、沈黙は金。とりあえず他の魔法使いの前でも確認してみよう、 (『ヘブンズ・ドアー』は仗助や康一くんにあって成長したスタンドだからな) かつては自分の書いた漫画を見た相手、波長の合う相手にしか使えなかったスタンドだが、成長した今となってはたとえ相手が誰であろうとも使用できるまでに成長している。 野良猫や野良犬に試したこともあるがきちんと効果は発動した。『知性』のある生き物なら人間以外にも使える事が判明している。 「……見えていないならいい」 「???何よどういう事よ。ちゃんと説明しなさい。使い魔なんだから」 ルイズの言葉を無視し、露伴はその腕に抱いた静をあやしはじめる。 ほほをこちょこちょとすると、くすぐったそうにしながらも嬉しそうに笑う。 その笑顔に、露伴のほほもほころぶのをルイズは見た。 そのため、露伴がなんのために右腕を出して、何を見えていないのかと言うことを追究するのをやめてしまう。 「ところで……ロハン。さっきその子を早く返したいと言ってたわね。あなたどこから来たの? 返す方法って、普通に帰れないの?」 「信じるかどうかは君の勝手だが。実は僕らはこの世界の住人ではないのさ」 「……………は?」 あぁ、やっぱり信じていないな。そう思いつつロハンは続ける。 「信じるかどうかは君の判断に任せるとして。ぼくらがいたところではまず貴族とか平民と言った区別はあまり無い。まぁ、地域によってはあるが、今ではあまり一般的ではないね。それに魔法も使えないな」 「魔法が使えないのは……平民だからじゃ……」 「それに何より、元居たところでは月が一つしかないんでね」 「月が一つ? 嘘よ! そんなところがあるはず無いわ」 「あるかないかはさておき、信じる信じないは君の勝手だからどうでも良い。でもね、ぼくはともかくこの子は確実に帰さなきゃならない! その為にはなんとしても帰る方法を探してもらうぞ!」 強い口調で言う露伴にルイズは圧倒される。 完全に信じたわけではないが。赤ん坊だけでも先に返したいと言う露伴の姿勢には少なからず共感できる。 赤ん坊は無関係なのだ。 「………良いわ、とりあえず信じたつもりになってあげる」 「そうしてもらえると助かるよ」 ルイズの言葉に露伴は苦笑しながら応えた。 「それと、帰る方法も……そうね、その子を返したいって言うあんたの気持ちもわかるから調べてあげる。そのかわり……」 「あぁ、わかっているさ。寝床と食事を提供してもらうんだ。君の指示に従ってもいい」 妥協の混じった露伴の言葉にルイズの眉がピクリとつり上がるが、抑える。 (ふぅん……本に書いた一文が効果出ているようだな。この娘の性格では怒り出しても仕方ないと思っていたのだが) そう露伴が思っているとはつゆ知らず、ルイズは使い魔の心得を切々と語りだした。 「使い魔は主人の目となり耳となる力があるんだけど。平民だからかしら。何も見えないわね」 そう言えばそんなことも描かれていたな、『使い魔の能力』だったか、読み飛ばしてしまったが。 他に何が書かれていたか思い出す前にルイズが次の言葉を紡ぐ。 「次に、使い魔は主人の望むモノを見つけてくるのよ。宝石とか、秘薬とかね」 「無理だな。こちらの常識が判らない以上何がなんだか判断する術がぼくにはない」 「でしょうね。なら……使い魔は主人を守る存在なんだけど。その能力で敵から守るのが一番の役目! でも、無理そうね。平民じゃ」 『ヘブンズ・ドアー』が見えない時点で、メイジだろうがその命令に抗う術はないのだが、あえて説明する必要もないと判断する。 「そうだな……あいにくぼくには敵と『正面切って』戦ったりできるような能力はない」 「……強い幻獣なら、並大抵の敵には負けないけど……。仕方ないわね、あんたに出来そうなことをさせてあげる」 「と言うと、具体的に何を?」 「洗濯。掃除。その他雑用ね、それくらいならあんたにも出来るでしょ」 「それくらいで良いのか」 てっきり反発するかと思ってたルイズは意外に素直に引き受けた露伴に面食らったような表情をした。 「ん?どうした。君が言ったことだろう。引き受けると言ったんだが判らなかったか」 「ち、違うわよ。反抗するかと思っただけよ。それがすんなり……その……ごにょごにょ」 「食事と寝床を提供してもらうんだ。それくらいはしてやってもいい」 「ちょっと! さっきから聞いてて思ったんだけど。「やってもいい」とか、それがご主人様に対する言葉なの!?」 「当然だろう。ぼくらはわけもわからず呼び出されただけなんだ。従ってやるだけでも感謝して欲しいくらいだ」 「こっこここここ。このっ!!」 露伴の言いぐさに、ルイズの怒りが瞬間湯沸かし器のように沸騰する。 ところがそれに反応したのは露伴ではなく、その腕の中の静の方だった。 「オギャアアアアアアァアアァァ」 ルイズの大声にビックリしたのか、大声を上げて泣き出してしまったのだ。 「大声を出すな。赤ん坊がビックリするじゃないか。おーよしよし、すまないね乱暴なお姉ちゃんで」 両手であやしながら、露伴は扉を開けて外に出て行く。 「ちょっとどこへ行くのよ!」 「呼び出されて何も食べていないんだ。赤ん坊の食事も確保しなきゃ行けない。あいにくぼくは何食べさせたらいいかわからないからね、ちょっと厨房まで行ってくるよ」 露伴のその言葉を受けて、ルイズはしばし考える仕草をしていたが、おもむろにベッドから腰を上げた。 そして、テーブルに置いていたマントを羽織り、杖を取って露伴の隣に並んで歩く。 「仕方ないわね………その、赤ちゃんが泣いちゃったのは。ちょっとは私にも責任あるから、私からも厨房にお願いして上げるわ」 大泣きしていた静だったが、しばらく抱いてやると途端に笑い始めた。 赤ん坊の笑顔の可愛らしさに、それを見たルイズの顔にも笑みが浮かぶ。 (……このルイズの性格………近い将来に流行るかもしれない。ネタとして確保しておこう……) 露伴に対してはきつい口調で接していたが、赤ん坊ともなると柔らかくなるようだ。 それが相手に依って異なるモノなのか、それとも状況次第で露伴自身にも同じような対応をするのか。 それはとても興味深かったが。 とりあえず、ルイズに静を抱かせてみた。 再び泣き出してルイズが狼狽した、正直反応は非常にユカイだった